Stalk
タンゴにおける「ストーク（Stalk）」または「ストーキングウォーク（Stalking Walk）」は、相手に向かって静かに、しかし確実に近づくような歩行動作を指します。名前の通り、まるで獲物に忍び寄るような緊張感とコントロールが求められるステップです。
特徴：
- プロムナードポジション（男女が同じ方向を向いて横に並ぶ形）から始まり、滑らかに前進します。
- 上半身と下半身のコントラストが重要で、脚はしっかりと前に出しながらも、上体は優雅に保ちます。
- ストレッチとコネクション：股関節を中心に、相手との距離感とエネルギーの流れを意識して動きます。
- クローズドポジション（通常の組み方）に戻ることで、緊張と解放のドラマを演出します。
このステップは、単なる「歩き」ではなく、**感情を込めた“語りかけるような歩行”**として踊られるのが魅力です。特に競技ダンスでは、音楽の緊張感とリンクさせて、観客に強い印象を与える場面で使われます。
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