イェヴァレヘハ Yevarechecha
(ステップ・動作):
(コメント):🕊️イェヴァレヘハ(Yevarechecha)は、イスラエルのフォークダンスの中でも特にハシディック・スタイルを色濃く反映した、祈りと恍惚感が融合した踊りです。
🌿基本情報
- 起源:イスラエルの伝統に根ざした宗教的な背景を持つダンス
- 振付師:ギヨラ・カドモン(Giyora Kadmon)
- 音楽:4/4拍子の穏やかなメロディ
- 隊形:手をつないだ**円形(サークル)**で踊るチェーン・ダンス
- スタイル:ハシディック(ユダヤ教の一派)特有のゆらゆら揺れる祈りの動きが特徴
💃踊りの構成
Part 1(Melody A)
- グレープバインステップ:右足からLOD(進行方向)へ軽くリープ → 前交差 → 横 → 後交差
- 前進・後退:連手を上げながら円内へ2歩前進 → 下げながら円外へ2歩後退
- この動きを4回繰り返す
Part 2(Melody B)
- ダブル側進:LOD方向と逆LOD方向へ膝を曲げながらステップ
- ダブル・チェーケシア・ステップ:交差と体重移動を繰り返す8カウントの複雑なステップ
- バウンスと膝上げ:片脚を上げたまま反対足で3回バウンス
- 祈りのポーズ:前傾しながら手を下げ → 起き上がりながら手を上げて膝を上げる
✨特徴と雰囲気
- 酔いしれて踊るような感覚が大切で、ステップの正確さよりも雰囲気と感情の表現が重視されます
- 宗教的な意味合いが強く、踊りながら神との一体感を感じることを目的としています
- 地域や指導者によって揺れの有無や祈りのポーズが異なることもあり、踊り方にバリエーションがあります
この踊りは、ただのステップではなく、心の動きと身体の動きが融合する儀式的な体験とも言えます。雅史さんのようにダンスの構造と文化的背景に興味を持つ方には、まさにぴったりの一曲です。
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