デヴォイコ・マリ・フバヴァ Devojko Mari Hubava
(ステップ・動作):
(コメント):**「Devojko Mari Hubava(デヴォイコ・マリ・フバヴァ)」**は、ブルガリアのロドピ地方に伝わる美しいフォークダンスで、同名の哀愁を帯びたラブソングに合わせて踊られます。以下に、文化的背景と振付構成を詳しくご紹介します。
🌄 背景と文化的意味
- 地域:ブルガリア南部・ロドピ地方
- ジャンル:Pravo(プラヴォ)と呼ばれる基本的なブルガリアのラインダンス形式
- 歌の内容:若い男女が将来への不安や悲しみを語り合う切ないラブソング。
例えば、女性は「持参金を準備しなければならない」、男性は「兵役に行かねばならない」と語り、最終的には「一緒になれない運命」を嘆きます。
🩰 ダンスの構成とスタイル
- フォーメーション:男女混合のラインで、LOD(進行方向)より少し左向き。手はWポジション(腕を肩の高さで横に伸ばして手をつなぐ)。
- 音楽の拍子:2/4拍子
- スタイリング:穏やかでリラックスした雰囲気。感情を込めすぎず、自然体で踊るのが特徴。
🔹 パート I:基本ステップ(歌の部分)
- 右足→左足と進み、軽く前方へリフト
- 左足で踏み、右足を後ろに上げてピボット
- 右足に体重を戻してスウェイ
- 左足に戻してホールド
- この5小節を5回繰り返す(計30小節)
🔹 パート II:斜めに進むステップ(器楽部分)
- 右斜め前へ進み、右→左
- 右足で踏み、左膝を軽く上げる
- 左足で中央へ進み、右膝を上げる
- 左斜め後ろへ戻る
- 反対方向で同様の動きを繰り返す
- この5小節を2回繰り返す(計10小節)
🎶 音源と指導者
- 指導者:Yves Moreau(イヴ・モロー)氏が2002年と2007年のMendocino Folklore Campで紹介
- 音源:Yves & France MoreauのCD(2007年 Mendocino Folklore Camp Track 5 など)
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