ルチュカ Rachka
(ステップ・動作):
(コメント):「ルチュカ (Rachka)」は、ブルガリアのドブルジャ地方に伝わるフォークダンスです。
以下にその特徴を説明します。
- 国・地方名: ブルガリア (ドブルジャ地方)
- 隊形: シングル(オープン)、Wポジション。これは、踊り手が一列に並び、両隣の人と手をつなぐ、または腕を組むような形をとることを指します。
- 拍子: 2/4拍子。行進曲のような、明確なリズムを持つ音楽に合わせて踊られます。
- 特徴:
- リーダーコール: リーダーが踊りの変化や指示を声で伝える「コール」があるのが特徴です。これにより、踊り手はリーダーの声に合わせて動きを変えていきます。
- リズムとステップ: リズミカルで、跳ねるようなステップや、速い足の動きが特徴的です。ブルガリアのフォークダンスは全体的に足さばきが細かく、エネルギッシュなものが多いですが、Rachkaもその例に漏れません。
補足:
「Rachka」という名前は、ブルガリア語で「手」を意味する「ラック (ръка)」に由来すると言われています。これは、踊りの動きに手の動きが大きく関わっていること、または踊り手が手をつなぐ隊形をとることが多いためと考えられます。
🕺 Rachkaの基本ステップ(2/4拍子)
🔁 8カウントの基本パターン(右スタート)
- 右足を右へステップ(横に踏み出す)
- 左足を右足に寄せる(軽くタッチまたはステップ)
- 右足を後ろへ引く(後方に小さくステップ)
- 左足を前へ出す(前方に小さくステップ)
- 右足を右へステップ(再び横へ)
- 左足を右足に寄せる
- 右足で軽くジャンプまたはホップ
- 着地して準備姿勢に戻る
この8カウントを繰り返しながら、オープンサークルで手をつないで踊るのが基本です。
🧭 スタイルの特徴
- ショプ地方特有の跳ねる動きが強調されるため、ステップは軽快で弾むように
- 上半身は比較的固定し、足の動きに集中するスタイル
- 手は腕を下げてつなぐ(VホールドまたはWホールド)
🎵 音楽との関係
- 音楽は2/4拍子が基本ですが、演奏によっては複合拍子や変拍子になることも
- テンポが速めなので、リズム感と反復練習が重要
- 曲の構成に合わせて、ステップに**バリエーション(スキップ、ホップ、回転)**が加わることもあります
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