カリノサ Carinosa
(カテゴリー):01 フィリピン, 12 ロングウェーズ・フォーメーション, 21 3/4 拍子, 41 マイケル・ハーマン(Herman), 511 みんなでおどろうフォークダンス, 512 世界のフォークダンス, 512-5ソビエト、バルカン、他諸国編
(ステップ・動作):
カリニョーサ(Cariñosa)は、フィリピンを代表する恋愛(求愛)をテーマにしたフォークダンスで、スペイン植民地時代に生まれたマリア・クララ様式のダンスの一つとして知られ、3/4拍子の優雅な音楽に合わせ、扇子やハンカチを使いながら男女が互いに想いを伝え合うロマンチックな踊りです。
基本データ
この踊りはフィリピンの低地キリスト教地域に広く伝わるスペイン系の求愛ダンスで、3/4拍子のロンダッラ(Rondalla)音楽に合わせて踊られ、扇子やハンカチを使った「隠す・見せる」の仕草が特徴で、スペインのボレロやメキシコのハラベ・タパティオ(メキシカン・ハット・ダンス)と共通点を持つとされ、学校教育・祭礼・文化イベントで最もよく踊られるフィリピン舞踊の代表作です。
ダンスの特徴
男女が扇子やハンカチを使って互いに近づいたり離れたりする「かくれんぼ」のような動きが中心で、ステップは軽やかで優雅、腰を柔らかく使いながら前後・円形に動く構成が多く、女性はマリア・クララ衣装、男性はバロン・タガログを着用することが一般的で、全体として上品で愛らしい雰囲気を持つ求愛ダンスとして親しまれています。
歴史と背景
カリニョーサはスペイン語の「cariñosa(愛情深い・優しい)」に由来し、スペイン植民地時代にパナイ島で生まれたとされ、のちにルソン島・ビサヤ地方へ広く広まり、地域ごとに異なるバリエーション(例:ビコール版)が存在します。フィリピンの民族舞踊研究者フランシスカ・レイエス=アキノの記録にも登場し、国民的舞踊として教育現場でも長く扱われています。
音楽と衣装
音楽はロンダッラ(バンドゥリア、ラウド、ギター、バスなど)による3/4拍子の優雅な旋律で、衣装は女性がマリア・クララ(バタフライスリーブの伝統衣装)、男性がバロン・タガログを着用し、扇子やハンカチが踊りの象徴的な小道具として使われます。




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